ロゴストロンが宗教っぽく感じられる原因と白川神道

ロゴストロンが宗教っぽく感じられる原因と白川神道

こんなブログを書いてる私が言うのも何ですが、ロゴストロン宗教ではないかと疑問を感じる人は少なくないようです。

このブログもわけがわからないことばかり書いてあって宗教臭いといえば宗教臭いかもしれません。

ロゴストロンが宗教かどうかは、各自で判断していただければいいと思いますが、ここでは私がどう捉えているのかについて書いていきます。

ロゴストロンが宗教っぽく感じられる原因

ロゴストロンが宗教っぽく感じられる原因は、宗教(団体と信者の関係)と似た要素が見られるからだと思います。

私事ですが、私は大学生の時にとある宗教団体の勧誘につかまり間違って入ってしまい、数年間、下っ端の会員を続けていたことがあります。

現在は完全に抜けていますし、過去の経験から宗教に対しては過敏になっていますが、私がロゴストロンを持つ人の集まりに参加すると昔を思い出させられることが多かったのです。主にロゴシスト協会研鑽会で思ったことになります。

そんなことから私が宗教とロゴストロンが似ていると思う点は次のようになります。

宗教とロゴストロンが似ている8つの点

  • 宗教
     宗教をやっていることを周りに隠している。
  • ロゴストロン
     ロゴストロンを持っていることを周りに隠している。
  • 宗教
     宗教団体の教義に疑問があっても信じている
  • ロゴストロン
     ロゴストロンの効果に疑問があっても信じている
  • 宗教
     宗教団体の内部でのみ通用する用語が多い。
  • ロゴストロン
     祓い・鎮魂・言霊など、一般社会で使われない用語が多い。
  • 宗教
     宗教団体の内部の会話を外部の人が聞いてもよくわからない。
  • ロゴストロン
     ロゴストロンの話を外部の人が聞いてもよくわからない。
  • 宗教
     宗教団体の人間関係と「世間」が分離してくる。
  • ロゴストロン
     ロゴストロン関連の人間関係と「世間」が分離してくる。
  • 宗教
     貸会議室などで行う行事で勤行して他の利用者から変な目で見られる。
  • ロゴストロン
     貸会議室などで行う行事でお祓いして他の利用者から変な目で見られる。
  • 宗教
     たくさん献金すれば自分の問題が解決すると思っている。
  • ロゴストロン
     大型本体機を買えば自分の問題が解決すると思っている。
  • 宗教
     次々に献金を求められお金がかかる。終わりがない。
  • ロゴストロン
     新製品が出るたび買ってしまいお金がかかる。終わりがない。

私がロゴストロンに関わることで、昔を思い出させられてしまった点は以上になります。二度とこういうことはしないと思っていたのですが、結構似たことをやってしまっているわけです。

このように、表面的に見ればロゴストロンには宗教っぽい要素があると思います。

宗教とロゴストロンが異なる点

  • 宗教
     宗教に疑問を呈したり批判的な発言をしたら総攻撃を受ける。居場所がなくなる。
  • ロゴストロン
     ロゴストロンに疑問を呈したり批判的な発言をしても総攻撃は受けない(多分)。

宗教の場合、宗教や教祖に疑問を呈したりしたら激しく非難されますが、ロゴストロンの場合は、多分そういうことはないと思います(あったら完全に宗教です)。

神道は宗教ではない

ロゴストロンは宗教かという話は以上ですが、ここからは全てのロゴストロン製品の背景にある神道は宗教ではないということについて書いてみます。

一般社団法人白川学館

まず、白川学館は宗教法人ではなく、一般社団法人です。

七沢先生の先生の高濱浩先生は、「決して宗教団体は作らぬこと。そして、この甲府の地で100年でも200年でも『おみち』(伯家神道)を守ってください」と七沢先生に伝えられています。

私自身も祝殿講習(ご修行)にも参加させていただいておりますが、宗教という感じは受けていません。

教祖がいない、経典がない

神道が宗教ではない理由としては、教祖がいないことと、経典がないことが挙げられます。

現在の神道学では、神道及び祭祀の起源を、律令祭祀制が整備された7世紀後半から8世紀とする見解が主流ですが、そこに教祖はいません。経典もないので、祓詞などもすべて口伝で伝わってきています。白川学館にはテキストがありますが、それは白川学館が作成したものになります。

神道神学

神道が宗教と捉えられる背景には、神道神学の存在があります。今日、神道は民族宗教のひとつと捉えられており、現代人は神道を、キリスト教の神学を模倣して打ち立てるために確立された「神道神学」に基づいて認識しているからです。

戦後の新制大学における四年制の神道学科では、将来的に地域の氏神信仰の指導者格となる高等神職養成・教育の使命を果たすため、キリスト教のように確固たる「神学」を打ち立てるべしとの声が興り研究が進められてきたのです。いわゆる「神道神学」の確立です。

しかしながら、日本の大学機関における学問の世界では、神道は宗教であるという認識のもとに、神道の本質や核心を曖昧にしたままで、神道の概念を細かく分析・分類・定義化しているような側面があるようです。

おみち

白川神道は今日風に「白川神道」と言っていますが、明治維新の前までは「おみち」とだけ言っていました。これは、宗教以前の人としての在り方といったような意味合いと捉えるとわかりやすいと思います。神道は宗教ではないのです。

日本には「悪いことするとお天道様が見てるよ!」という言い方あります。これは、日本人なら誰に教えられたわけでもなく共通して持っている感覚で、「宗教」として学んだわけではないはずです。人としての在り方とはこのようなことを言います。


(参考文献)

白川学館入門講義集

この記事に関心のある方には下記の講座がおすすめです!
白川学館入門講義

講義内容

  1. 入門講義を受講する前に
  2. 神道神学(斉藤亘弘)
  3. 祭祀学(斉藤亘弘)
  4. 白川伯王家の歴史と役割(櫻井慎也)
  5. 白川伯王家の祓詞(櫻井慎也)
  6. 神道の神観(七沢智樹)
  7. 神道の霊魂観(七沢智樹)
  8. 白川伯王家の神観、霊魂観(七沢智樹)
  9. 写し祝詞実践(西村博美)
  10. 古事記解説(斉藤亘弘)
  11. 言霊学概論(小野寺潤)
  12. 高等国策概論(能澤壽彦)
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