自分で結界を打つようになって一年半ほど経ちます。
ボーカロイドを流すだけでも結界の作用は得られますが、やはり能動的に行うと全く違う体感があります。
結界についていくつかお話させていただきます。
結界とは?
結界とは、神と人との境をつくることです。
毎朝、祓いをあげる前に火打ちでの結界作法を行います。2016年の11月くらいから一日も欠かしたことはありません。
新品だった火打ち石も、
こんなになってしまいました。
手前の下側は大きく割れて剥がれてしまいました。最初の頃は火を出したくてかなり力任せに打っていた記憶があります。
打つたび少しずつ小さくなっていきますが、祝殿の入り口にある火打ちはかりんとうみたいな形になるまで削れていて少し驚きました。諸行無常です。
火を打つたびにゼロになります。ゼロ=空です。
言霊は空から発するものであり、空から発しないならただの言葉です。
そういうわけなので、言霊を使いたいのに結界を打たないなんてあり得ないわけです。
結界作法に興味のある方は、白川学館入門講義か、ロゴスタディベーシックで学ばれてください。
門人の先輩によると、飛行機に乗ろうとすると火鎌が金属探知機に引っ掛かるそうです。
十種神寶結界ステッカー
結界といえば、十種神寶結界ステッカーです。トクサノカムダカラと読みます。
白い線のものと黒い線のものがあります。
この図形は、古来より伝わる「十種神寶」と七沢研究所開発の「方位相階層」を統合したもので、七沢先生が銀河で発見されたとお聞きしています。
気になる使用方法は、
- 電化製品、スマホ、携帯PCなどに貼る
- 部屋の四隅に貼り、結界を作る
- 玄関や窓に貼り、邪気が入るのを防ぐ
- ご自分の持ち物に貼ったり入れたりして、お守りとして使う
- 名刺入れに入れて、商売繁盛を祈願する
- 電化製品に貼る
- 神棚の「雲」の代わりに使う
- 玄関を入ったすぐ頭の上に貼る
- 台所に火の用心などのお札と一緒に貼る
- 車のダッシュボードに入れて厄災を祓う
- 神棚の上に部屋がある場合、神棚の天井に貼ってご無礼を防ぎます
などがあるようです。
白い線のステッカーを玄関の上に貼ってみました。
白い壁に貼ると、ほぼ貼ってあるのがわからなくなります。いわゆるお札が貼ってあると気味悪く思う人でも大丈夫そうです。
これを貼ってから、結界していない窓などが弱く感じられるようになってきました。追加購入して全ての窓にも貼ろうかと思っています。
大野さんの奥様とお子さんが乗っている車が追突されてぺしゃんこになった際、幸いにしてお子さんがかすり傷を負っただけで無事だったことがあるそうですが、車のダッシュボードにはこのステッカーが入っていたそうです。
津波の境界線上に神社があった
ここからが本題なのですが、東日本大震災での津波では、津波の到着した境界線上に多くの神社が建っていたという事実があります。
この話題は2011年8月に放映されたTBSの「報道特集」でも取り上げられています。
番組の取材に関わり、もともと大学院で海洋環境を研究しており、後に共著で「神社は警告する」という本をまとめた一人である熊谷航氏は、福島県南相馬市から新地町にかけて、津波の影響を受けた海側にある神社84社を訪れ被災状況を確認されました。
その結果、17社が流出・全壊の被害を受けたものの、その他67社はすべて無事だったことがわかったのです。
熊谷氏は、これらの神社に関して、当時の人々が「津波はここまで来るおそれが現にあるので、何かあった時はこの場所に避難せよ」、あるいは「ここより海側は危険だ」といったメッセージを後代の者に託しながら建てたというのは十分ありうることだろうと述べています。
神社の結界
このように、神社の立地と津波の浸水域がかなり重なっているという事実があるわけですが、私はこれは神社の結界の作用だと思います。
現代の科学では、結界なんてものは「迷信」で「存在しない」と無視しています。
番組では主に、過去の大津波で津波が到達した境界線に神社を建てて「津波はここまで来るよ(ここからは来ないよ)」と後世に伝えているという点に注目しています。地理的な目印という感じです。
確かにそれはあると思いますが、今回もまた津波がそこで止まったというのは地理的な要因だけではなく、結界作用もあるではないでしょうか。結界は科学的でないから認めないが、今回の津波も昔の大津波の境界線で止まりましたというのが科学的とは思えません。
神社の鳥居は言霊の音図であり、しめ縄は結界です。
何も考えずに建っているのではないのです。
神道は惟神(かんながら)の教えですが、神とは「思い出すもの」。
本来の自分がどういう存在なのか思い出すという意味でも、結界作法は効果が得られるようなのでお薦めします。
参考文献
ポスト資本主義 広井良典